野村俊幸 著「カナリアたちの警鐘」が発売されました。
当会の代表で、道南地域の不登校・ひきこもり支援の第一人者である野村俊幸が、
新刊を発売する運びとなりました。
つきましては、著者の野村俊幸からのメッセージを掲載いたします。
『私はこの度「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきももり・いじめ・体罰にはどのように対処したらよいか」(文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
今回はご家族や先生、支援者などからよく出される悩みや疑問について「40項目のQ&A」で具体的に説明したほか、「いじめ・体罰」問題、不登校と教育改革、総合的な若者支援の必要性などについて提言しました。
最寄りの書店やクロネコヤマトブックサービス(0120-29-9625)、ネット書店に注文ください。また、著者からもお送りできますし(送料は著者が負担)、下記書店でも販売中です。販売収入は、当地の不登校・ひきこもり支援活動に活用しておりますので、手に取っていただければ幸いです。
・文教堂湯川店
・函館蔦屋書店
・加藤栄好堂美原店
・教育大学函館校生協
以下、本の内容についてご紹介いたします。
【帯文(表)より】
「不登校・ひきこもりはダメ!」と、世間の物差しで決め付けていませんか?
一度立ち止まり、「登校しないこと、ひきこもることがその子にとって『必要なプロセス』かもしれないと考える。そんな視点に立つと、見えてくるものがあります。
【帯文(裏)より】
「二人の娘の不登校をきっかけに、不登校やひきこもりに25年間向き合ってきた著者。当事者の子どもや若者、家族の相談支援を続けるうちに見えてた、それらの問題の根底にあるものをひもとく。全国各地で講演を行い、ソーシャルワーカーとして活動を続ける著者が贈る、当事者・家族・教育関係者・福祉関係者必読の書!
【主な内容(目次より】
第1章 わが家の不登校体験
1 長女の体験から~追いつめる 2 次女の体験から~受け止める
第2章 不登校にどう対処したらよいか
1 親の疑問や悩み Q&A
「理由を聞いても話してくれない」「学力が心配」など19項目
2 先生にお願いしたいこと
「家庭訪問は慎重に」「「友だちのお迎えは危険です」など10項目
第3章 ひきこもりにどう対処したらよいか
1 ひきこもりとは何か 2 不登校とひきこもり 3 成人期のひきこもり
4 親の疑問や悩み Q&A
「コミュニケーションが取れない」「親も高齢化、将来が心配」など11項目
第4章 いじめ・体罰にどう対処したらよいか
1 わが家のいじめ体験 2 いじめへの対処の鉄則
3 いじめ自殺裁判の教訓 4 長女夫妻への取材記事より
5 学校での体罰をなくすために 6 家庭での体罰をなくすために
7 恒常的な「いじめ・体罰」対策機関の設置を
第5章 社会福祉相談援助の理論と実践を活かす
1 ソーシャルワークの基本的な考え方 2 バイステックのケースワーク七原則
3 自助(当事者)グループの役割の大切さ
第6章 カナリヤたちの警鐘
1 不登校支援のこれからを考える 2 子どもの多様な成長を保障するために
3 子どものことは子どもに聴こう! 4 ひきこもり支援のこれからを考える
5 就労支援はもっと多様に、もっと柔軟に 6 今こそソーシャルアクションの視点を
不登校・ひきこもりについてお悩みの方のご参考にしていただければ幸いです。