「アカシヤ会」会報 2017年3月発行 第259号

今年最初の1月15日例会は18名もの方に参加いただき、お子さんが小学生と中学生以上の2グループに分かれて話し合いました。

2月19日の例会は13名が参加、「日常生活の悩み」と「進路の悩み」についての2グループに分かれて話し合いました。

とりあえず「学校は休ませた方が良い」と思い至った親も、進路選択については心が揺れ、特にこの時期は辛いですよね。

でも、やはり進路は子ども自身が決めないと長続きしません。進路に関する情報を集めることは大切ですが、焦って子どもに選択を迫るのは避けたいものです。

 

例会日程:会場は函館市総合福祉センター「あいよる21」開催です(13:30~16:00)

3月19日4階会議室   4月16日4階会議室    5月21日3階第1会議室

6月18日4階会議室   7月16日1階集会室  (8月20日は会場未定です)

 

※今年は新年会を開催しませんでしたので、下記のとおりランチ会を開催します!(^^)!

お喋りしながら美味しい食事をご一緒しませんか!(^^)!

□日時:3月19日(日)11時15分~13時(終了後「あいよる」で例会を開催ます)

□場所:フーロン(虎龍) 函館市亀田本町4-8 (八幡通り、ツルハ並び・魚長斜め向かい、

☎44-0880)、経費千円程度、希望者は3月17日までに野村までご連絡ください。

 

※アカシヤ会は1月から新年度で、これまでに80名の方に会費を納入いただきました。

納入済み以外の方で会員を継続いただける場合は、同封の振込用紙で、年会費千円を

お支払いいただくか、3月例会にご持参ください。なお、すでにお支払い済みにもかか

わらず行き違いで振込用紙が同封されている場合はご容赦ください。振込用紙同封は

今号で終了いたしますので、ご卒業される方はこれまでのご支援に感謝申し上げます。

 

※ハガキによる交流に運営委員の安藤さんが取り組んでくださいます。詳しくは同封チ

ラシをご覧ください。手紙のつながりから、家族内の会話も広がるかもしれません!(^^)!

 

【函館アカシヤ会に参加して:小樽親の会・鈴木佑子】

小樽で平成9年に親の会を始めてから、間もなく道内の主要な親の会を知ることになって、百万の味方を得た想いがしたものだ。

その中でも、アカシヤ会の活動は憧れの眼差しで見続けてきた。遠距離のため参加は数えるくらいだが、送られてくる会報やたくさんの資料から学ぶことが多かった。

野村さんはじめ小林恵美子さん(初代代表)やアカシヤ会を構成する人たちが一丸になって、苦しむ親や子どもに向き合っている姿は会報の中から読み取れた。

小樽の会を立ち上げた当初から、親の会が一日も早く必要がなくなり、自然消滅することを願ってきたが、20年近くたった今もそうならなかった。再び増加しているのではないかと思うほど、悩む親たちの声が届いてくる。

10年、20年で世代交代するように親たちも変わっていき、不登校やひきこもりの初歩の受け止め方が分からない親が複数参加してくる。

函館の会に参加するようになって、一番の驚きは毎月の例会に必ず新しい親たちが参加してくることだ。

子どもの場合、小児科医やスクールカウンセラー、学校から親の会の案内されたり、スクールカウンセラーと共に親が参加する例もあった。

成人したひきこもりや就労困難な場合、就労支援機関や相談機関、精神科クリニック、また職場の関係者から教えられて参加した等々。

これはひきこもりや不登校に困った人たちが、函館地域にある情報網やネットワークにキャッチされて利用したことになる。

情報網やネットワークがあっても機能しない地域も多くある中で、官も民も連携して函館地域全域にネットワークが張られ、機能している証拠だと思う。

長く親の会やっているが、こんな街はどこにもないと断言できる。

ここまで行き届いているのだから大いに活用すべきだと思う。

会を構成している人たちが、会を絶やさず例会を開いてきた情熱と、休みなく続けてくることは奇跡に近い努力だと思う。

今までの経験から、例会に休まず参加する親御さんの方が子どもに変化が起きやすく改善される率は高い。

例会で自分の話を聞いてもらい、心を少し軽くすることも重要だが、同席している人たちの話の中にこそ参考になる事例や知識がたくさんある。

誰しもわが家のことはあまりに近すぎて気がつかない点が多くあるが、他者の話は客観的に聞くことができるので、大きく気づくことがあると思う。

親も今までとは違う多くのことを学ばなければ、子どもの助けにはならない

家族に問題を抱えたとき、今までの家庭の形を少し修正したり、家族それぞれの考えを出し合い、一人ひとりが家庭の中で自由なあり方に変えていけるのも一計だと思う。

一つのパターンで、すべての家庭が改善されるのではない。

その家庭ごとに、家族構成や事情、背景など千差万別だから、その家庭にフィットしたやり方で少しずつ回復を目指してほしい。

※鈴木さま、貴重な寄稿、そして当会への過分な評価をいただき恐縮です(^_^;)。

私たちも、微力ですができる かぎり多くの方々に会を知っていただきたく努力してきたつもりですが、切実に情報を必要としている方々に、 まだまだ行き届いていないもどかしさを感じています。

また、「親はニコニコ、口チャック」という小樽の会のキャッチフレーズにずっと励まされてきましたので、今後ともよろしくお願い申し上げます!(^^)!

【「頭がいい」って言われても・・・運営委員・安藤】

私の娘には、発達障がいがあります。

できる事とできない事の差が大きいのです。

学校の勉強はよくできました。

私立高校の進学コースに特待で入りました。

2年の時、コース2位の成績をとり、「これは自慢していいですよ。」と担任に言われました。

でも娘は、自分が毎日使う食器や歯ブラシが覚えられません。

何が足りないのかわからないので、食事の支度を手伝えません。

でも、「頭がいいから、いいでしょう。」と言われます。

ある価値観から見れば、うらやましいような娘です。

別の価値観で見れば、誰にでもできる事ができない娘です。

誰しも、様々な能力を持ち合わせて、一人の人間です。

困難さを抱えている子も、今見えていることだけがその子の価値ではありません。

子どもの持つ様々な力に目を向け、1つの価値観にとらわれることなく、見守っていけた らと思っています

※登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会

◇例会参加費:資料代200円(年会費納入の方、17歳以下のお子さんは無料です)

◇当会は公的助成等を受けず、会費・寄付のみで運営しておりますので、当事者だけでなくこのようなテーマに関心をお持ちの方々にも広く会員になっていただき、ご支援・ご協力くだされば幸いです。

◇代表:野村俊幸  〒042-0932函館市湯川町1丁目25番4号 携帯:090-6261-6984

FAX:0138-57-3041 Eメール:tnomura@sea.ncv.ne.jp