「アカシヤ会」会報 2016年1月発行 第251号
函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」が定期的に発送しているニュースレターを掲載いたします。
あけましておめでとうございます。アカシヤ会も23年目を迎えました。不登校について社会の理解が少しは進んできた面もありますが、不登校になったお子さんとご家庭の悩みや苦しみは、会が発足した当時と根本は変わっていないようです。
それは「子どもは学校に行くのが当たり前」という「世間の常識」が変わっていないためで、この壁を崩していく歩みが、これからも必要という思いを新たにしています。
新年号は裏面の250号との合併号です。11月15日の例会には18名が参加しまし。12月20日の例会には 名が参加。
例会日程:会場は函館市総合福祉センター「あいよる21」開催です(13:30~16:00)
1月17日・2月21日・3月20日・4月17日4階会議室、5月15日は1階会議室、
例会終了後も自由交流の時間として会場を使用できます。
◇新年度会費納入のお願い 1月から新年度になりますので、会報購読継続をご希望の方は、
同封の振込用紙にてお支払いいただければ幸いです。会費納入の場合は例会参加費も無料です。
◇新年会のお知らせ 2月21日の例会終了後、17:30から五稜郭方面で新年会を開催します。
会場は未定ですが、参加いただける方は野村までご一報ください。楽しく語り合いましょう!(^^)!
11月例会の「進路」を考えるグループには10名が参加、入学願書の準備や三者面談の時期ということもあり、中学3年生を持つ親御さんの悩みが中心となりました。
「別室登校だが他の子の言動を気にして辛そう」という話では、「いじめがまだあるのかもしれない。学校と話してみては」「辛くても登校しなきゃだめなの?」といった意見が出されました。公立高校(全日制)の入試選抜は、①評定(成績)や出席日数等がまとまられた「個人調査書」、②当日の受験点数の二つを各学校の基準で判断して決まるようです。
ですので「受験があるから」と出席を促されれば「頑張って行かなきゃ」と思いがちですが、『人生のプロセスにすぎない高校受験で頑張りすぎると、入学後に燃え尽きることもある。
高校は単位など出席日数がより厳しくなるので、義務教育中にしっかり休んだ方が良い場合もある』と、受験で力尽きでしまわないよう心配する声をもありました。実際に、我が家も出席日数や単位が厳しいプレッシャーになり退学の一因となりましたので、とても共感できます。
これは「子どもの高校生活への期待が過度」「志望校を高くし、同級生のいない学校で頑張ろうとしている」といった親御さんの心配にも通じるものがあるように思います。
中高生年代に学年差は大きく感じてしまうと思いますが、『うちは学年をずらして良かったようだ』という報告もあり、「勇気を出して立ち止まる」ことは効果があるように感じました。編入などリスタートされた親御さんから、少し立ち止まって進んでいるお子さんの様子を聞くことができたのも良かったと思います。
他にも、息子さんと二人暮らしのお父さんも参加され、息子さんの気持ちを懸命に理解しようと努力する姿が見られました。貴重な経験談をお聞かせくださった皆さん、本当にありがとうございました。
受験生のいるご家庭は、しばらく落ち着かない日々が続きますね。こんなときこそ、アカシヤ会などをうまく活用し、辛い時期を一緒に乗り切りましょう。【運営委員・Y】
登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会では、運営委員を募集しています。会議は例会の後に適宜開催してますので大きな負担にはなりません。現在、運営委員は14名で、例会で話し足りなかったことなどを語り合う場にもなっています。お引き受けいただける方は野村までご一報ください!(^^)!